「GOOD PRODUCT AWARD」実施!優秀物件が決定しました

ADIでは、建築本部で独自に実施している「GOOD PRODUCT AWARD」において、2024年7月から2025年3月末までに竣工した物件の中から、年間優秀物件を選出しました。
「GOOD PRODUCT AWARD」は、建築本部長 佐藤 紀一の「建築にかかわる社員にADIが目指す理想のデザインをより広く浸透させたい」という思いから生まれました。”デザイン性に優れている物件” として、銀座支店、新宿支店、立川支店、横浜支店、さいたま支店、船橋支店(※)より推薦によって選出された計10物件をもとに、建築本部とデザイン室の社員によるアンケート投票を実施。さらに、コストや工程進捗など現場視点からの評価を実施の上、最終的な優秀物件が決まりました。現場を知る社員たちが投票者となることで、形式的なデザインや品質だけでなく、入居者や周辺環境、エリア特性など物件を取り巻くさまざまな視点を持った評価ができる仕組みとなっています。
(※)設計・施工部門が配置されている6支店が対象
以下は、今回のGOOD PRODUCT AWARDにて、特にデザイン性に優れているとされた上位3物件です。
🥇足立区古千谷本町
角地を活かした広いエントランスと上品な外構、Nearly ZEH-M取得の環境配慮型物件。


鉄骨造/3階建て/総戸数12戸/2025年2月竣工
大変嬉しい想いでいっぱいです!
施主様のご要望をより広くより良く反映するため、営業・施工担当者と綿密な打ち合わせを重ね、関係者が一体となって取り組みました。
本物件は、閑静な住宅街の角地に位置し、広々としたエントランスと切り文字による館銘板が印象的な設計となっています。外観は、エントランス内でのみ色や柄の切り替えを行うことで、シンプルながらも高級感のある佇まいを目指しました。また、三方から建物が見える立地であるため、どの方向から見ても美しく見えるよう、設備機器の配置にも配慮しています。例えば、太陽光発電設備の屋外ボックスは建物の側面階段の内側に設置し、宅配ボックスは縦格子で囲うことで、生活感を抑えつつ上品な印象を保つ工夫を施しました。ごみ置き場についても、周囲のブロック造作によりすっきりと納め、景観に配慮した設計としています。入居者の方々にとって「帰ることが喜びとなる建物」、地域の方々にとって「安心感のある美しい建物」と感じていただけるよう、細部までこだわった設計を心がけています。
今後も、シンプルでありながら品格のある、周囲の景観に調和する建築を目指してまいります。
このたび、優秀物件に選定いただきありがとうございます。
本物件は、設計・施工・営業の各担当者だけでなく、関連部署の連携により、細部にわたる調整を重ねながら完成させたものです。建築にあたっては、施主様の住居+賃貸集合住宅という設計であること、また竣工後の管理が他社であることから、設計・施工ともに慎重な対応が求められました。各所において丁寧な検討を重ね、安心してご利用いただける建物となるよう努めました。
来年もGOOD PRODUCT AWARDに選ばれるよう、より良い建築を目指し邁進します。
🥈横浜市戸塚区矢部町
敷地形状と規制を巧みに活かし、入居者目線で丁寧に設計された魅力的な物件。


鉄骨造/4階建て/総戸数27戸/2025年2月竣工
このたび、当該物件を優秀物件として選定いただき、誠に光栄に思います。
本計画では、建物の高さ制限を踏まえ、エントランス前にゆとりある空間を確保することができました。入居者様が帰宅時にほっとできるような、穏やかで温かみのあるアプローチ空間を目指して設計を行いました。デザイン室をはじめ、工事課や関係各所の皆様のご協力があり、無事に竣工を迎えることができました。関係者の皆様に心より感謝申し上げます。また選定いただけるよう精進して参ります。
🥉千葉市中央区春日
屋内階段を含む共用部を統一仕様で仕上げ、遮音性と清潔感に優れた設計。
鉄骨造/4階建て/総戸数11戸/2025年1月竣工

本物件では、屋内階段や屋内廊下の採用、遮音性を高めた床仕様、階段上部の天井設置など、標準仕様とは異なる対応が多く求められました。初めての試みも多く、調整に時間を要する場面もありましたが、関係部署および協力会社の皆様のご協力のもと、快適さと美しさを兼ね備えた建物に仕上げることができました。設計者として多くのことを吸収することができ、今後の提案に活かせる貴重な経験となりました。
今後も、よりクリエイティブで画期的な提案ができるよう、誠心誠意取り組んでまいります。
優秀物件に選んでいただきありがとうございます。
本物件は、規格物件とは異なるさまざまな仕様に挑戦した印象深い物件でした。設計段階から綿密な打ち合わせを重ね、仕上げや細部の納まりにおいては、現場での創意工夫が求められる難易度の高い現場でしたが、その分、非常にやりがいがありました。関係者の皆様の協力のもと、ワンランク上の質の高い建物として完成させることができました。
今回の経験を糧に、今後もより高い品質の建物づくりに挑戦していきたいと思います。
GOOD PRODUCT AWARDは、物件推薦から評価までの一連の流れを通して、ADIの目指す方向性を再認識できる制度となっています。日々の業務の中で生まれる工夫やこだわりを、社員同士で認め合い評価し合うことで、現場の意識や連携が高まり、次のプロジェクトへの意欲向上にもつながります。
次回の開催は2027年6月期を予定しています。今後も定期的に実施し、社員一人ひとりが自分の仕事に誇りを持てる文化を育てていきます。