「ミラノサローネ2024」海外研修報告会を開催しました
2024年4月15日~19日の5日間、代表取締役CEO 木本と建築本部メンバー6名は、ミラノ国際家具見本市(通称ミラノサローネ)を中心に、最新のインテリアデザイン動向を把握し、今後のデザイン活動や商品開発に活用することを目的とした初の海外研修を実施しました。
ミラノサローネでは、世界中から集まった一流の建築家やインテリアデザイナー、アーティストのアイデアや哲学、展示を「体験」することで、デザインにより深くかかわることができます。また、市場に出る前の最新デザインが発表されたり、新素材やメーカーのインテリアスタイルに直接触れることができたりと、最新トレンドを確認するには最適な展示会だといえます。
今回のミラノサローネ研修の収穫を社員にも共有すべく、銀座支店のコラボレーションスペースにて、「ミラノサローネ2024」海外研修の社内向け報告会を開催しました。
報告会は2部構成とし、第1部では、展示会場ロー・フィエラミラノ(Rho Fiera)とミラノ市内会場のフォーリサローネ(Fuori Salone)の現地視察から見えてきた今年のトレンドについて、サステナブル・フォルム・カラー・ファブリック・アウトドアファニチャー・キッチンカウンターといった6つのキーワードを交えたトレンドの分析報告を行いました。第2部では、研修に同行した異なる部署の若手メンバー4名が、80社を超える視察ブランドの中から12社を厳選し、独自の視点でまとめたブランドの分析報告を行いました。
取締役 執行役員 CDO 風間 三枝
昨今はオンラインカタログなどで誰でも気軽に情報を得ることができますが、現地を訪れることで各メーカーの最新動向を直接見聞することができ、各国のデザイン関係者がどの展示に注目しているのかを知ることもできます。何より、今年のトレンドを肌で感じ、本物に触れられたことは視察メンバーにとって大きな刺激になったと思います。当社の商品は、多くの人に受け入れられやすいデザインを施していますが、生活スタイルの変化にあわせてアップデートをしていくこと、トレンド感を読み取り入れていくことがとても大事なことだと考えています。
ミラノサローネ(Salone del Mobile.Milano)
毎年2000社以上の企業やデザイナーが出展し、世界160ヵ国から30万人もの来場者が訪れる、世界最大規模の国際家具見本市です。イタリアデザイン界の巨匠や国際的なラグジュアリーインテリアブランドが出展し、最新の家具やインテリアトレンドを披露する場となっています。フォーリサローネ(Fuorisalone)
ミラノサローネと同時期にミラノ市内で自主的に開催されるデザイン展です。ミラノサローネに集まる関係者を目当てに開催が広がったとされており、最近では、ミラノサローネとフォーリサローネを合わせて『Milano Design Week』と呼び、全体で100万人規模の人々で賑わう世界一のデザインの祭典として広く知られています。
ADIは、「美しい暮らし方を住まいから」という企業理念のもと、普遍的なデザイン性と適度なトレンド感を取り入れた商品の開発を目指してまいります。