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検証委員会最終報告

各 位

会社名 株式会社MDI
代表者名 代表取締役社長 井村航
問合せ責任者 コンプライアンス統括室長 真田顕嗣

当社賃貸住宅に関する検証委員会 最終報告書の開示について

当社では、株式会社レオパレス21の施工物件において、大量の建築基準法等遵守すべきルールに違反する事実が発覚したことにより、創業者が同一であることから、当社との関連性をご心配されるお声を受けておりました。それに対するステークホルダーの皆様へのご説明のため、当社から独立した外部委員による同委員会を設置し、専門的立場から検証を進めて頂いてまいりました。

同委員会では、設計図書、施工写真、現地サンプル調査等による不備検証及び、社内体制にかかる検証を行って頂きました。
その結果として、本日、同委員会から最終報告書のご提出を受け、令和1年5月27日付中間報告書と同様、レオパレスと同様の施工不備の発生や同社の問題で指摘された組織的関与の元に行われた違法建築の事実がないことを確認頂きました。
これにより、レオパレス問題にまつわる当社のステークホルダーの皆様へのご心配に対して、一定の結果を示すことができたと考えております。

また、同委員会からは、当社の賃貸住宅事業がより社会の要請に的確に応えていくための提言を頂いております。
その中で、当社においては、現在レオパレス問題等を受けて高い危機感をもって適切な体制、運用の元に施工が行われているが、今後もこの危機感を継続し続けるための取り組みが課題であるといったことを指摘されております。当社は今後も共同住宅を社会に供給する責任を重く受け止め、現状の意識を維持させるだけにとどまらず、より一層施工品質を向上させる取り組みに努めてまいります。
当社では同委員会からの提言を今後の重要な指針の一つとして、施工品質の向上、並びにコンプライアンス体制の強化に活かしてまいります。

なお、同委員会による現地検証の過程で、当社の施工物件のうち、防火被覆の一部が天井内で不連続となり、隙間が生じている物件があることをご指摘頂いております。
当社では2013年5月~6月にマスター図面(矩計図)を改訂し、現在まで、防火被覆の確実な施工を優先させた「高天井方式」により施工しておりますが、それ以前の物件については、「高天井方式」と比べて施工がやや複雑であったことから、一部の物件において、個々の施工における問題により瑕疵を生じさせてしまったものであると認識しています。
同委員会最終報告書においても、「高天井方式」以前の施工物件においても不備なく施工されている物件が多数存在することなどから、当社からの誤った指示はなく、集団的な事象ではないと判断されています。
当社は今後、瑕疵を確認した物件について速やかに補修を行うとともに、今後も継続的に自社検査を行うため、直ちに必要な体制を整え、適切な対応をとってまいります。

今後とも、当社の賃貸住宅事業にご理解を頂きますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。

本件に関するお問い合わせ先
リスク管理統括本部
TEL:03-3544-2650 FAX:03-3544-2651
担当者:平村

以上


詳細については下記をご覧ください。

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