プロジェクト

業務効率化を目指して(建築本部・営業本部編)|2025年6月度AWARD

ADIでは、日々の業務の中で感じる、不便・課題・改善のヒントをタイムリーに集め、関係部署で即時検討・改善につなげる取り組みを実施しています。社内システムのDX化や新たなツールの導入など、現場の声をもとに、業務効率化や品質向上を目指しています。その中でも、「非耐力壁の木パネル化」、「オーナーアプリの活用による書類の電子化」は、特に大きな改善へとつながりました。 

非耐力壁の木パネル化

2021年以降の鋼材価格高騰を受け、建築コストの抑制を目的とした改善策として、非耐力壁に木パネルを導入する提案があり、これを実現しました。導入によるメリットは以下のとおりです

①コストダウン、施工性アップ 

原材料費を抑えることで、1棟あたりのコスト削減が可能となり、その結果は売価にも反映されています。さらに、施工性の面でも、1フロアあたりクレーン車1台分のコストが削減され、工期の短縮にもつながっています。 

②環境負荷低減 

パネル製造時のCO2排出量が圧倒的に少ないことが特徴で、ESGの観点から見ても高い優位性を持っています。 

日々「どうすればコスト削減&効率UPを実現できるか」を意識して業務に取り組む中でたどり着いた“非耐力壁の木パネル化”。自身の発案したものが採用され、結果としてもさまざまな効果があげられ大変嬉しく思います。今後は、取引先の皆さまから信頼され、選ばれる資材担当者となれるよう、業界の動向や市場価格に関する知識をさらに磨き、成長していきたいと思います。

資材課は各業務のハブ部分を担っており、各部署との協力によって1つの商品が決定されていきます。工場での実験・検証、メーカーとの交渉や商流の取り纏め、施工担当者の意見・希望の検証…。今回の木パネル化においても、コスト削減を目的として提案しましたが、実際に商品化が決定したこと、AWARDに選出いただいたことは、皆さんの協力の賜物です。 

実は、今回のPJを進めている中で「もしかすると受賞に値するチャレンジになるのでは」と密かに感じていたので、評価をいただけたことを大変嬉しく思っております。今回の取り組みは、ADIの規格商品の可能性を改めて再認識する機会となりました。まだまだ多くのポテンシャルが秘められており、今後もさまざまな形で価値を引き出していけたらと思います。引き続きチャレンジを重ね、またこの場に立てるよう尽力してまいります。 

オーナーアプリを活用した書類の電子化

登録率80%超を達成したオーナーアプリ「WealthPark」(※)を活用し、オーナー様向けの書類の電子化を進めています。これまで、物件ごとに3〜4冊分の紙ファイルを管理する必要があり、オーナーチェンジ時の再作成や関係者間の連絡・持参・返却対応など、業務負担が大きくなっていました。オーナーアプリの活用により、書類のデジタル化を推進し、情報の整備・共有がスムーズになりました。営業部・ウェルスマネジメント部・オペレーション部が連携して取り組んだこのプロジェクトは、継続的なコスト削減にもつながっており、業務フローの大幅な見直しとペーパーレス化を実現しました。 

※詳しくはこちら:関連リリースのリンク貼る 

消防や検査機関によってはまだまだ電子化が追い付いていない部分もありますが、今後も時代の流れとともに変化に対応していけるよう、より一層精進していきたいと思います。

関係部署の皆さん協力により副本は完成していきますので、引き続きお力添えいただけますと幸いです。今後も貢献できるよう尽力してまいります。

建築関連の書類に関してはまだまだ紙のものが多いので、今後もペーパーレスの推進に努めてまいります。 


THE AWARDとは

「THE AWARD」は、ADIのフィロソフィーである「美しい暮らし方を住まいから」を体現する取り組みを目に見える形で表彰することで、社員の「自発的」かつ「クリエイティブ」な提案を促進することを目的として2022年に制定された社内表彰制度です。一定の成果を残したチーム(もしくは個人)に対し、表彰を行います。毎月開催している全社員参加型の会議の場で、受賞者を表彰し、社員のエンゲージメント向上や自己研鑽に繋がるきっかけを創出します。