ゴールドマン・サックス証券株式会社アジア・スペシャル・シチュエーションズ・グループに18年間在籍。ローン債権、債券、不動産、エクイティ、証券化商品、オルタナティブなどあらゆるプロダクトを対象とした投資業務を経験。退職後、ソフトバンクグループ株式会社においても投資業務に従事。2019年9月 当社取締役に就任。その後、ソフトバンクグループを退職。2021年9月、代表取締役CEOに就任、現在に至る。
かつてMDIだった時代には、オーナーの個性が反映されたトップダウン経営企業として、強い成長力や推進力がありました。しかし2019年にオーナーが退いてから様々な経営形態の変遷を経て、現在は非常にフラットになりました。そこが昔と今との大きな違いです。議論せずに上からの指示通りに下が働く、どちらかと言うと上位下達の社風ではなく、それぞれの社員が自分で考えて発言できる雰囲気が全体に広がリました。またスーツではなく私服通勤を基本としたこと、役員を含め肩書きではなくなるべくそのまま「名前+さん」呼びを推進していることなども、フラットでフェアな組織づくりの一助になっていると思います。個人がのびのびと働けることが当社の大きな魅力です。
かつては不動産会社というと、不透明に儲けているような負のイメージが強かったと思いますが、当社はコンプライアンスやインテグリティに重きを置いているので、透明性に⾮常に優れた会社になってきています。この点は、特に不動産業界において、競争優位性を⾼める要因にもなると考えているんです。また、フラットでフェアな組織をつくっていますので、上下関係が厳し過ぎるなどの不合理なことはないですし、各々の社員が伸び伸びと仕事ができていると思います。社員の平均年齢が30 代前半という⾮常に若い会社で、当社のように⼥性社員の⽐率が⾼いところも業界内ではあまりないと思いますので、全社的にとても明るくて楽しく働ける職場ですね。やはり、会社としての良⼼があって、はじめて良いサービスが提供できて、楽しいサービスや⼼地よいサービスにつながっていくのではないでしょうか。
住宅を扱うインフラ企業としてのミッションは、自社物件に入ってくださる会社様や入居者様に、どんな明日を提供できるか?ということ。それは自社に善意があって初めて、心地の良いサービス供給につながると思います。当社は基本的には作ったものを売って、管理させていただくというビジネスです。約700人の社員みんなでビジネスを進化させ、より良いキャリアを形成する。経営上、一番大事なことだと思っています。
経営の立場から、当社の一番の財産は「人」だと考えています。固定資産はほぼ所有せず、約700人の社員がビジネスを回し利益を生み出す構造をとっているので、その社員たちが食べていけることは大前提として、どんなビジネスキャリアを送れるのか、ということを一番気にかけています。本当にいい人たちが多いので、彼らが「自分の人生の中で、この会社に出逢って良かったな」と思ってもらうために経営したいと、強く感じます。誰とどんな仕事をして何を得たかが、人生の選択に大きく影響すると思うんです。ADIへの入社を悩んでいる方は、直接会社に来て社員に会っていただければ絶対に良さが伝わると思いますので、まずは気軽に遊びに来てほしいです。
日本ユニシス株式会社(現BIPROGY株式会社)にて5年間メガバンク向け資金証券系システムの営業に従事。その後、組織および人事マネジメント関連のコンサルティング会社を創業、3年後に当社創業メンバーとして参画。管理本部長、賃貸事業本部長、営業総本部長等を歴任。2019年4月代表取締役社長、2021年10月代表取締役社長兼COOに就任、2023年4月執行役員社長兼COOに就任、現在に至る。
会社としても業界全体としても右肩上がりだった2017年前後は、毎年200-400名と、100人単位で採用していました。不動産業界らしく成果を出してたくさん稼ごうといった雰囲気でしたが、社名がarchitect developerになる過程で、経営陣や資本が大きく変化しました。しかし当社が求める人材のベースとなる「素直で前向きな方」という考え方はあまり変わりません。自分で考えて能動的に動く姿勢を持っていらっしゃるかどうか。これから入社していただく方には、当社での業務を通してご自身の価値を高めていただき、広く社会に通用する人財になっていただきたい、という想いを以前よりも強く感じています。
まだまだ不動産業界は男社会の印象が強いですが、ADIには女性社員が数多く在籍しており、2023年入社予定の方も半分以上が女性です。インテリアコーディネーターを目指し設計を学んだ方が多く入社しており、特にリーシング部署や開発用地を仕入れる部署で、女性の活躍が目覚ましいように感じます。今後、性別で生じるハードルはより少なくなり、女性が活躍できる場所がもっと増えていくと思います。実際、結婚・出産といったライフステージの変化を経て、産休・育休の取得後に職場に復帰する社員がほとんどです。会社としては今以上に、上司・部下の協力や理解が得られる体制の確保、支援制度の充実を通して、より長く働きやすい環境にしたいと考えています。
現在勤めている社員には、当社の中でいろいろなことに幅広くチャレンジし、自身が目指しているビジョンを実現してほしい、と期待しています。まだ創業14年目の会社なので、現在本部長以上の役職を担うのはすべて中途採用の社員です。しかし世代交代が進めば、新卒で入社した社員がいずれ会社の中枢を担う形になるので、より上を目指していただきたいです。特に今は会社が事業を広げている段階なので、創業時の急激な成長段階とは別のフェーズにいることから、まだかなりの伸びしろがあると思っています。そこで能動的に発信して自分から動けばどんどんチャンスは広がるし、そういったアクションを起こしていただける方々が心地良く感じる会社であり続けたいです。
「architect developer」と社名が変わり、これからは第二の創業期になりますが、今後数多くの新しい試みを行う過程で、若い方の活躍の場がかなり増えることを確信しています。役員が社員一人ひとりの状況をしっかり知ることができるのは、約700人という規模の当社ならではの特色です。特に昨年からはフィロソフィーの浸透を目的とした役員との座談会を少人数で行なっており、そういった場で直接話をしたり支店の状況を聞いたりすると、頑張っている社員の活躍ぶりが耳に入ります。適性のある若手社員が新しい部署の立ち上げメンバーとして大抜擢された、という事例がいくつもありますので、ぜひチャレンジ精神あふれる方に第二の創業メンバーとして加わっていただきたいです。